公開日: |更新日:
「インプラント治療が受けられない状態とは」のページでも紹介しましたが、慢性疾患など持病がある方とそれに伴う薬を投薬中の方はインプラント治療ができないケースがあります。ここでは、特に内服薬などの影響や関連を説明します。重要なことですので、よく読んで理解を深めてください。
高齢者の特に女性に多い骨粗鬆症。中でもステロイドの長期投与が原因となるステロイド性骨粗鬆症は、骨が弱くなるだけでなく、治療に使用する第一選択薬であるビスフォスフォネート系薬剤のリスクが伴います。これは、同薬剤の服用・注射をしている・していた場合に、インプラント手術や抜歯による骨の壊死が起こる可能性のことを指します。
ただし服用・注射の期間や時期によっては治療が可能な場合もありますので、骨粗鬆症の主治医とインプラント担当歯科医の双方に確認の上、指示を仰ぐことが必須です。
喘息、リウマチ、潰瘍性大腸炎、天疱瘡、膠原病などの自己免疫疾患にステロイドを長期間に渡り投薬するケースは多くあります。この場合、副腎機能が抑制されているために手術ストレスなどによりショックを起こすリスクがあります。
またステロイドはその副作用から感染リスクを高めることもあります。術後の感染やインプラント周囲炎の悪化が治療に影響することも覚えておきましょう。
そのほかに、ステロイドが骨形成に及ぼす影響もあります。骨形成は骨芽細胞という細胞が増える過程がありますが、これを抑制してしまうのがステロイドです。他にも関連した影響がありますので、主治医としっかり相談してインプラントの不可を確認する必要があります。
重度の肝疾患や透析治療中は免疫機能が低下することにより、傷の治癒力や止血機能、感染抑止の機能が低下します。骨の強度が下がっているケースもありますので、インプラントとあごの骨が結合しない可能性もあります。いずれのケースも主治医に相談して治療方針を決定しましょう。
また癌治療のために放射線治療を受けてあごの骨部分に放射線照射をしている、もしくはしていた場合も骨の治癒力が低下しています。あごの骨の強度がないことによりインプラント手術そのものが受けられない可能性もありますので、担当医師に確認してください。
以上のようにインプラントと相性の良くない薬はあり、治療に際しリスクを伴います。しかし免疫機能や骨密度は個人差が大きく、単にこの薬を服用しているから手術は無理ということは一概に言えません。必ず主治医と歯科医師の双方に相談して、インプラント手術の可能性と対応方法を確認しましょう。
▼スクロールできます▼
クレア歯科 クリニック |
松平・畠医科 歯科クリニック |
まえだ歯科 | 中西歯科医院 | |
---|---|---|---|---|
1~2本の歯を インプラントに する場合 |
インプラント385,000~440,000円/1本 | インプラント231,000~ 528,000円/1本 |
インプラント約385,000円/1本 | インプラント495,000~660,000円/1本 |
ほとんどの歯を インプラントに する場合 |
インプラント オーバーデンチャー1,100,000~ 1,650,000円 |
オールオン42,750,000~3,850,000円 | - | - |
医師のポリシー |
|
|
|
|
Web予約 | 予約はお電話のみ | 予約はお電話のみ | 予約はお電話のみ | |
※免責事項について
【インプラント治療法】
一般的なインプラント治療では、歯を失った箇所に人工歯根(インプラント)を埋入し、歯を補います。外科手術が必要な治療法です。
【インプラント治療の費用】
インプラント治療の費用は1本当たり25~45万円は相場とされています。インプラント治療は自由診療のため、使用しているインプラント体の製造元や材質のほか、提供する治療法によっても料金が異なります。
【インプラントの治療期間】
平均的な治療期間は半年~1年とされています。それぞれの患者の口内環境や症状によって、治療期間は異なります。クリニックの治療方針にも依るので、詳細は各クリニックにお問い合わせください。
【インプラント治療のリスク】
まれにインプラントが原因で金属アレルギーになることや、周囲に炎症が起こることがあります。また、慢性疾患(糖尿病や心臓病など)がある場合、合併症の可能性があるため治療が受けられない場合があります。治療前に各クリニックにご相談ください。
【選定クリニックの調査時期】
2021年2月時点で和歌山県内でガイドデント認定院とされているクリニックを記載しています。
※税額表示について
上記の表内に示す費用は全て税込価格です。